氷彫刻用具 その③電動工具(グラインダー、ドリルチェーンソー等)
氷彫刻用具その③
電動工具(グラインダー、ドリル、チェーンソー等)
ミニグラインダー
氷彫刻専用の器具がないので
通常の市販のミニグラインダーを使用します。
本体はマキタ製の電動と充電池式(左端)を使用しています。
スピードも速く様々な角度で彫ることができるので
世界的に主流になっています。
特に冬の凍った硬い氷には威力を発揮します。
ドリルビット
刃の部分のドリルビットは氷彫刻専用の物で
試作品も入れると百種類以上あると思います。
アメリカ製が多いようですが国産の物もあります。
材質もハイス鋼や超鋼で
チタンやダイヤモンドのコーティングを施したものもあります。
金額は1本数万円でノミと比べると中間ですが
ノミと違い研ぎ直しができないので
錆びないように、刃こぼれしないように十分手入れをします。
ノミより深い線を入れることができるので
削った線が長時間消えにくく長持ちさせることができます。
ただ、婚礼やパーティなどで常温で飾る場合は
ノミのほうが切れ味が良いため削り線がきれいに光るので
工房ではノミを多く使用しています。
チェーンソー、ドリル、ハンドグラインダー
チェーンソーは木工用のもので電動工具としては一番使用します。
氷が冷やしてくれるのでオイルは入れていません。
そのため空回しをさせると高温になってモーターが焼けてしまいます。
ドリルとハンドグラインダーも使用しますが
人によってはその他にも電動カンナなど
様々な電動工具を使用して彫刻をします。
次回はその④ 「その他の器具、用具」 を紹介します
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