氷彫刻用具 その③電動工具(グラインダー、ドリルチェーンソー等)

氷工房

2015年10月16日 23:51

氷彫刻用具その③ 
電動工具(グラインダー、ドリル、チェーンソー等)

ミニグラインダー

氷彫刻専用の器具がないので
通常の市販のミニグラインダーを使用します。

本体はマキタ製の電動と充電池式(左端)を使用しています。

スピードも速く様々な角度で彫ることができるので
世界的に主流になっています。
特に冬の凍った硬い氷には威力を発揮します。




ドリルビット

刃の部分のドリルビットは氷彫刻専用の物で
試作品も入れると百種類以上あると思います。

アメリカ製が多いようですが国産の物もあります。
材質もハイス鋼や超鋼
チタンやダイヤモンドのコーティングを施したものもあります。

金額は1本数万円でノミと比べると中間ですが
ノミと違い研ぎ直しができないので
錆びないように、刃こぼれしないように十分手入れをします。

ノミより深い線を入れることができるので
削った線が長時間消えにくく長持ちさせることができます。

ただ、婚礼やパーティなどで常温で飾る場合は
ノミのほうが切れ味が良いため削り線がきれいに光るので
工房ではノミを多く使用しています。


チェーンソー、ドリル、ハンドグラインダー

チェーンソーは木工用のもので電動工具としては一番使用します。
氷が冷やしてくれるのでオイルは入れていません。
そのため空回しをさせると高温になってモーターが焼けてしまいます。

ドリルとハンドグラインダーも使用しますが
人によってはその他にも電動カンナなど
様々な電動工具を使用して彫刻をします。


次回はその④ 「その他の器具、用具」 を紹介します

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