2019年06月11日
「舞阪純氷」・「浜松純氷」浜松のかき氷事情③
かき氷や飲み物に入れたり、ペットボトル飲料や缶ビールなどを冷やすときに使う一般に流通している氷を「純氷（じゅんぴょう）」と呼び、食用も冷やし用も同じ氷です。
「純氷」とは全国の製氷会社が作るブランド氷で、いわゆる塩水を－10℃前後に冷やしたプールに氷缶と呼ばれる中にろ過した水を入れ48時間かけて製氷するクセのない美味しい氷です。
重さは全国統一で１本約135㎏（36貫目）。
１本でおよそ450~550杯ほどのかき氷ができます。
ところが浜松の２社だけは5日間（120時間）以上の時間と手間をかけて全国トップクラスの氷を作っているのですが、なぜかこのことは地元でもほとんど知られていません。
当然コストがかかりすぎるため、通年で作っているところは全国どこにもありません。
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「舞阪純氷」
創業１００年、コンクリートの周りをレンガで囲った水槽で、レンガ作りの建物の中で昔から変わらない設備と製法で、－８℃前後の高い水温で２回の水替えをし、５日間（120時間）かけて職人さんが手作り感覚で製氷しています。
大正時代創業なので、現役で通年稼働しているのは国内最古クラスです。
特徴はとても溶けにくく、天然氷に近い硬さと純氷のクセのなさの両方を合わせ持つオールマイティな氷です。
全国の純氷の中でも一番硬いのではないかと思います。
硬く溶けにくいため、かけらを口に含むとまるで金属のような口あたりで、かみ砕くとその硬さがよりわかります。
溶けにくさは飲み物（特に氷が溶けやすいアルコール）に入れるととてもよくわかり、すぐに薄まることがありません。かき氷にしても溶けにくくいため氷そのものを味わいたい方におすすめです。
氷彫刻にも最適で、凍った状態でチェーンソーで切ると火花が飛ぶこともあります。
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「浜松純氷」
安心安全な原料の水を作るところから徹底してこだわり、毎日適正な水質の水を使い、用途に合わせてですが－7℃前後の高い水温で4～5日間（96～120時間）、最長のときは6日間（144時間）かけて製氷しています。
特徴は一般の純氷と同じ硬さと溶けにくさに加え、純氷以上にとにかくマイルドでクセがほとんどありません。
透明度が高くくちどけも良く、そのクセのなさのおかげでシロップやソースがストレートに伝わります。材料の素材がわかりやすいためかき氷にするとシロップやソースの味と香りを一段と引き立てます。
食べ物や飲み物の味を変えることがほとんどないので、かけらを口に入れて溶かしても無味無臭に近く、全く違和感がありません。
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以上あくまでも私個人の感想で
このように全く性質の違う氷です。
どちらがおすすめかとご質問をいただきますが、こればかりは個人の方の好みになります。
どちらも本当におすすめです。
天然氷が注目されますが
「天然氷」「純氷」「浜松純氷」「舞阪純氷」とそれぞれに良いところがあるので、名前や有名かだけでなくご自身で食べたり、使ってみて評価していただくのが良いと思います。
個人的には、「これがオールマイティ！」という氷は無く、お米の銘柄のような特徴だと思っています。
工房では「浜松純氷」「舞阪純氷」と両方の氷を用意してありますので、食べ比べをしてみてください。
その違いは氷彫刻でノミを入れた時や、氷をかいた時点ですぐに違いが分かりますが何度か食べ比べると違いがよく分かってきます。
工房でかき氷にして食べてもらったときには大人より子供さんのほうがわかりやすいようでした。
浜松市内だけでなく県西部地域には数多くのかき氷店があり、皆さんが氷やソースにこだわりをもって独自のスタイルで営業しています。
一年中提供する店や、全国に名の知られる名店も出て誇らしいことです。
それぞれの店の氷の味やシロップの味を楽しんでいただきたいと思います。
工房では7，8月にかき氷営業がほとんどできませんが、できる限り増やせるよう努力していきます。
氷業界全体からするとかき氷で消費する割合はごくごく本当にわずかな量でしかありません。
全国で昔からの製氷会社が減っていく今、地元の氷を食べて皆さんで盛り上げていただけるようよろしくお願いいたします！！
「純氷」とは全国の製氷会社が作るブランド氷で、いわゆる塩水を－10℃前後に冷やしたプールに氷缶と呼ばれる中にろ過した水を入れ48時間かけて製氷するクセのない美味しい氷です。
重さは全国統一で１本約135㎏（36貫目）。
１本でおよそ450~550杯ほどのかき氷ができます。
ところが浜松の２社だけは5日間（120時間）以上の時間と手間をかけて全国トップクラスの氷を作っているのですが、なぜかこのことは地元でもほとんど知られていません。
当然コストがかかりすぎるため、通年で作っているところは全国どこにもありません。
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「舞阪純氷」
創業１００年、コンクリートの周りをレンガで囲った水槽で、レンガ作りの建物の中で昔から変わらない設備と製法で、－８℃前後の高い水温で２回の水替えをし、５日間（120時間）かけて職人さんが手作り感覚で製氷しています。
大正時代創業なので、現役で通年稼働しているのは国内最古クラスです。
特徴はとても溶けにくく、天然氷に近い硬さと純氷のクセのなさの両方を合わせ持つオールマイティな氷です。
全国の純氷の中でも一番硬いのではないかと思います。
硬く溶けにくいため、かけらを口に含むとまるで金属のような口あたりで、かみ砕くとその硬さがよりわかります。
溶けにくさは飲み物（特に氷が溶けやすいアルコール）に入れるととてもよくわかり、すぐに薄まることがありません。かき氷にしても溶けにくくいため氷そのものを味わいたい方におすすめです。
氷彫刻にも最適で、凍った状態でチェーンソーで切ると火花が飛ぶこともあります。
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「浜松純氷」
安心安全な原料の水を作るところから徹底してこだわり、毎日適正な水質の水を使い、用途に合わせてですが－7℃前後の高い水温で4～5日間（96～120時間）、最長のときは6日間（144時間）かけて製氷しています。
特徴は一般の純氷と同じ硬さと溶けにくさに加え、純氷以上にとにかくマイルドでクセがほとんどありません。
透明度が高くくちどけも良く、そのクセのなさのおかげでシロップやソースがストレートに伝わります。材料の素材がわかりやすいためかき氷にするとシロップやソースの味と香りを一段と引き立てます。
食べ物や飲み物の味を変えることがほとんどないので、かけらを口に入れて溶かしても無味無臭に近く、全く違和感がありません。
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以上あくまでも私個人の感想で
このように全く性質の違う氷です。
どちらがおすすめかとご質問をいただきますが、こればかりは個人の方の好みになります。
どちらも本当におすすめです。
天然氷が注目されますが
「天然氷」「純氷」「浜松純氷」「舞阪純氷」とそれぞれに良いところがあるので、名前や有名かだけでなくご自身で食べたり、使ってみて評価していただくのが良いと思います。
個人的には、「これがオールマイティ！」という氷は無く、お米の銘柄のような特徴だと思っています。
工房では「浜松純氷」「舞阪純氷」と両方の氷を用意してありますので、食べ比べをしてみてください。
その違いは氷彫刻でノミを入れた時や、氷をかいた時点ですぐに違いが分かりますが何度か食べ比べると違いがよく分かってきます。
工房でかき氷にして食べてもらったときには大人より子供さんのほうがわかりやすいようでした。
浜松市内だけでなく県西部地域には数多くのかき氷店があり、皆さんが氷やソースにこだわりをもって独自のスタイルで営業しています。
一年中提供する店や、全国に名の知られる名店も出て誇らしいことです。
それぞれの店の氷の味やシロップの味を楽しんでいただきたいと思います。
工房では7，8月にかき氷営業がほとんどできませんが、できる限り増やせるよう努力していきます。
氷業界全体からするとかき氷で消費する割合はごくごく本当にわずかな量でしかありません。
全国で昔からの製氷会社が減っていく今、地元の氷を食べて皆さんで盛り上げていただけるようよろしくお願いいたします！！
Posted by 氷工房 at 07:03│Comments(0)
│かき氷
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